参考:SSH2で公開鍵認証を利用する
前回までに
・Advanced/W-ZERO3[es]上でSSH2接続が使えるPocketPuTTYの入手
・サーバ上で公開鍵認証を行うためのsshd.confの設定
を行いました。
今回行いたいことは
W-ZERO3 ------(ssh2)--------> Linuxサーバ
Aの秘密鍵 Aの公開鍵は認証済みの状態
となります。
上記の[Aの秘密鍵]とは id_rsaですが、W-ZERO3上で動作する PocketPuTTY では
Faqinなことに OpenSSHで作成したid_rsaのままでは利用できません。
そのためid_rsaファイルをPuTTY形式に変換する必要があります。
全くもってPuxxyな野郎だ!
PuTTY Download Page
からhttp://the.earth.li/~sgtatham/putty/latest/x86/puttygen.exeをダウンロードして下さい。
puttygen.exe はWindowsクライアント側で各種sshのkey pairを作成する機能の他に
OpenSSHの鍵ファイルの変換機能もあります。
以下の手順で
id_rsaの秘密鍵をPuTTY形式に変換したもの→id_rsa.ppkを作成します。
1.puttygen.exe を起動する。
2.既存のid_rsaファイルを開く
[File] → [Load private key] を選択します。
ダイアログが開くので、ファイル形式を
[PuTTY Private Key Files(*.ppk)] から [All Files(*.*)] にして
全表示にした上で既存の id_rsa ファイルを指定します。
すると鍵を作成した時に決めたパスフレーズを聞かれます。
(前回Textのroot99hogeにあたるもの)
パスフレーズが正しければ
Successfully imported foreign key
(OpenSSH SSH-2 private key).
To use this key with PuTTY, you need to
use the "Save private key" command to
save it in PuTTY's own format.
と表示されます。
3.PuTTY形式に変換する。
●SSH-2 RSA のチェックが入っていることを確認し
[Save private key] ボタンを押します。
ファイル名を id_rsa.ppk として保存先を指定して下さい。
あとは、このid_rsa.ppkファイルを W-ZERO3 側のPocketPuTTYフォルダに入れておけばOK。
4.PocketPuTTYの設定
今回使用しているバージョンは
PocketPuTTY.wm6.2007-11-22.zip
です。もし画面の構成が違う場合はバージョンを確認して下さい。
[SSHタブ]を選択し、
先ほど作成した id_rsa.ppk ファイルをフルパスで指定します。
[Dataタブ] では使用するユーザ名を指定します。
Terminalサイズ等は特に変更する必要はありません。
最後に、[Sessionタブ]から
接続するサーバ名を [Host Name (or IP address)] の部分に
記述。
先ほどのタブで設定した内容を名前をつけて保存します。
[Save]ボタンを押すと、[Stored session] 欄に表示されますので
次回からは、その行を選択して [Load]ボタンを押すことで
いちいち入力する手間が省けます。
接続するとこんな画面が出ます
Using username "root99".
Authenticating with public key "imported-openssh-key"
Passphrase for key "imported-openssh-key" :
ここでパスフレーズを入力してログイン完了。
つづく
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